最新コラム【「先祖をまつる」より】

●お仏飯(ぶっぱん)(2010年7月30日) (東光院副住職)

●お仏飯(ぶっぱん)


お初を盛る


お仏飯は本来は別炊きにしたものを供えます。しかしそれは、現実として無理でしょうから、朝炊いたご飯のお初を供えるようにしましょう。

 

お仏飯は、仏飯器に盛って、またお霊膳(れいぜん)を使うときは、その器に盛ってお供えします。なお、真宗大谷派では、円筒形の筒(盛槽(もっそう)、95ページ)に白飯を詰めてつき出してつくったものを仏飯器に盛るのが正式です。

 

仏さまにお供えしたご飯やお茶は、お昼時(正午)までに下げるのが一般的です。インドではお坊さまの食事は正午を過ぎて食べてはいけないという戒律があります。特に夏などでは、変質したりする場合がありますので、朝のお参りが終わったら下げましょう。また、仏さまのお下(さが)りは捨ててはなりません。仏さま、ご先祖さまと同じご飯を食することにより、同じ一つの生命(いのち)のつながりを感得することになるのです。

 

お仏飯やお霊膳、さらに湯茶や蜜菓子(みつがし)などをお供えすることを飲食(おんじき)供養といい、禅定(ぜんじょう)(身と心の静寂)行の実践とされます。

 

 

 


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