永代供養

現代の日本は、少子化や信仰離れ等により、お墓の承継やご先祖供養の相続が難しくなる例が少なからず起こってきています。

また、かけがえのない大切な方に対 するお供養が自らの死後途絶えてしまうことや、さらには自分自身の人生終焉後の安息についても悩みを持つ方が増えてきています。

一 般に永代供養とは、ご先祖様や近く失われた尊い命に対するお供養の継続が難しい場合に、寺院に故人のお位牌とお骨を納め、毎年のお盆やお彼岸、命日など に、そのお供養と、護持管理などをお寺が代わって行うことであり、時代の変遷と共に多様化する環境に対応して行われ始めた、お供養の方法です。

またさらに、三十三回忌や五十回忌の以後の法事を営まない場合には、その後の追善供養を寺院が代わりに行っていくことも、永代供養とされています。

永代供養の起源は、荼毘に付した遺骨の一部を、本山に納骨するだけでお墓をもたない「無墓制」に求められます。この「無墓制」は、故人の遺骸よりも霊(みた ま)の行方を問題にして、供養の実践を第一とする日本古来の風習を、宗旨の安心として取り入れて仏法への信心こそ第一と考えた教義の帰結といえるでしょ う。

 

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